犬がごはんを食べないと心配になりますよね。
せっかく用意したのにプイってされると少し腹も立ったりして。
そもそも、どうしてごはんを食べないのでしょうか?
そこには何らかの理由があるはずです。
もしかして、重大な問題が隠されているのかも。
本当に食欲がないのか、それとも別の理由があるのか。
そんな飼い主さんの悩みについて考えていこうと思います。
犬がごはんを食べない理由とその対策
① 体調不良
病気など肉体的な要因
明らかにいつもと違う、元気がなくぐったりしている。
下痢や嘔吐が続く。
そんな症状が現われたら、すぐ獣医さんに診てもらいましょう。
軽い病気ならば注射とお薬で大抵は良くなりますよ。
外からは分かり難い病気、例えば虫歯や口内炎などが潜んでいる可能性もありますしね。
ストレスなど精神的な要因
運動不足やお留守番など不満がたまっていませんか?
しつけと称して叱ってばかりいませんか?
コミュニケーションやスキンシップは十分ですか?
犬だって落ち込むことはあります。
寂しい思いをしているのかもしれません。
そんな時は、気分転換を図りましょう。
例えば公園で思いっきり遊んでみてはいかがですか。
ストレスが発散できれば体調も上向き食欲不振も改善されるはずです。
※ 私たち飼い主側の要因
仕事の悩みや夫婦関係など、飼い主さんが何らかの不安やトラブルを抱えている場合、愛犬に悪影響を及ぼすことがあります。
飼い主自身が心の健康に努めましょう。
② エサに飽きた
まずはドッグフードを切り替えてみてはいかがでしょうか。
単純にそのエサがマズいのかもしれません。
粒の大きさや形、硬さや匂いが変われば食べ始めるかも。
それから、ごはんの量は適切ですか?
多過ぎはよくありませんよ。
食べなければ片付ける、食べたらほめる、といったしつけも大切です。
③ わがまま
おやつは食べるのにごはんは食べない。
「ごはんを食べなければもっといいものがもらえる」
犬はそう考えているのかもしれません。
わがままな犬と甘やかせた飼い主、どちらにも責任がありますね。
飴と鞭は上手に使いこなしたいものです。

時折、ブクブクに太ったワンコを見かけることがあります。
人一倍食欲旺盛なのか、それとも人間が食べるごはんやおやつを与えているのか。
もしそうならば、そのワンコはむしろかわいそうな子です。
肥満や糖尿病のリスクは日頃から頭に置いておくべきです。
後々苦しむのはわが子なのですから。
④ 年齢に合わせた食事スタイル
食欲旺盛な子犬から、安定した成犬、諸々の機能が衰え始めるシニア犬。
歳とともに運動量や代謝率は変化します。
それぞれの年齢に合ったフード選びや食事のリズムを考慮しましょう。
老犬で噛む力が弱くなる子もいるようです。
⑤ その他
食器のバランスが悪くグラグラしていませんか?
ズルズルと床をスベッて食べにくそうではありませんか?
たった一枚布を敷くだけで食器が安定するかもしれません。
また、ステンレスの食器から陶器に交換したら食べるようになった子もいるようです。
今はそれぞれの犬種に合った形の食器もありますので、それを試してみるのもひとつの手です。
あと、窮屈な姿勢で食べてはいませんか?
台の上に食器をのせて、その子の食べやすい高さに調整したらを食べ始めるかもしれませんよ。
おわりに

どうでしょうか?
当てはまる部分はありましたか?
これらは一般的な内容で、当然それぞれの家庭で事情も異なるでしょう。
生まれつき食が細い子もいるようですし。
しかし、ある意味ドッグフードってすごいと思いませんか?
これさえ食べていれば生きていけるのですよ。
宇宙食みたいに絶妙な栄養バランスなのでしょうね。
うまいまずいはさて置き。
なんにせよ、愛犬がごはんを食べず悩んでいる飼い主さんにとっては、一日も早くガツガツ食べてくれる日がくるといいですね。
日を改めて、わが家で実際に行った取り組みについても紹介していこうと思います。
続きの記事⇨ 犬がごはんを食べない Part2|犬の食事拒否(わが家編)
