わが家は私と旦那、犬の三人暮らしです。
仲睦まじく寄り添って生活しています。
それなのに犬はこっそり家族に順位をつけているらしい。
ちょっと複雑な気分。
私は何番目なのでしょう?
あらためて日々の様子を振り返ってみます。
はじめに
実は薄々感づいてはいたのです。
わが家の序列。
旦那が一番上で私がドベ。
あくまでもうちの子視点ですよ。
どうしてそう思うかって?
だって私と旦那とでは明らかに態度が違うんですもの。
分かりやすく言うと「なめてる」ときがあるのです。
納得がいきません。
よっぽど私のほうが世話をしているし、厳しく接しているのに。

ただ一点だけ、思い当たる節はあります。
あれはうちの子がやって来て間もない頃でした。
きっかけは忘れましたが、旦那の腕に唸りながら噛みついたことがあるのです。
もちろん本気噛みではありません。
しかし旦那の反応は素早かった。
凄い形相で仰向けに押さえつけ、大声で叱りつけたのです(当然ですが叩いたりはしていません)。
うちの子も気の強いところがあって多少の抵抗をみせましたがやがて降参しました。
まだ幼かった子犬が怒られた理由を理解したのかどうか、それは分かりません。
だけどこの時、旦那にはかなわないと刷り込まれたのかも。
旦那が本気で怒ったのは、後にも先にもこれ一回のみ。
以降はデレデレに甘やかしていますが。
躾の影響
「犬の一生は短い。自由にのびのびと育てよう」
これが私たちの信条でした。
だからうちの子は躾らしい躾をしていません。
できることは「待て」と「お座り」のみです。
後になって、もっとしっかり躾はしておくべきだったと自分たちの考えを改めるのですが、後悔はしていないのです。
ただ、躾の仕方や内容が犬の順位付けにも関係していることは、漠然とですが分かります。
順位付けについて

犬の習性
犬の祖先はオオカミです。
オオカミは厳しい自然の中を生き抜くために群れを作りそしてリーダーに従います。
順位付けの理由は、群れの中で争っていては不都合だからです。
このため、犬もオオカミの習性を受け継ぎ序列社会を作ると考えられています。
食べる順番や座る場所、散歩中の振る舞いなどで順位付け行動が垣間見えるようです。
また、年齢や性別、性格や体格なども順位付けに影響を及ぼしていることでしょう。
※アルファシンドローム(権勢症候群)
犬が家族の中で自分が一番偉いと考え、わがままで誰の言うことも聞かない状態になること。
犬がボスになってしまうこと。
犬の順位付けなんてない?
順位付けに関しては反論もあります。
犬は飼い主に養ってもらっていることを理解していて、その関係はどちらかといえば親子関係に近いという主張。
人間の先祖はサルだけどサルと人間は違うように、犬とオオカミも違うという意見。
野生のオオカミと飼育されているオオカミとでは生態が異なり、野生のオオカミは主従関係がなく飼育のオオカミにはあるとの研究結果など。
犬は順位付けをするものと決めつけていた私にとって、これらの意見は予想外でした。
おわりに
結局、犬の順位付けってあるのでしょうか?
犬が相手によって態度を変えているのは間違いありません。
でもこれは上下関係というより「好きの程度」の違いって気がします。
人間にだってありますよね。
ですがこれを認めてしまうと、私のほうが「好きの程度」が旦那に負けていることになり、それは悔しいので断固否定したいのです。