数年前のことですが、旦那の仕事の都合で引っ越すことになりました。
早々に新しく住むところを探さなくてはいけません。
こだわりの条件は人それぞれ。
立地と間取り、家賃は当然ながら、築年数や設備、陽当り・角部屋・階数などなど。
できれば閑静な場所で駅が近くて、歩いて行ける距離にコンビニもほしい。
だけどその前に、そう、忘れてはならないことが…。
わが家にとって絶対に外せない必須条件、それが、
「ペット可」
これは条件というより必ずクリアしなくてはいけない大きな縛りだったのです。
家賃
ペット可物件の家賃は相場より高めになります。
また、同じ物件でもペットによって契約条件が変わることがあります。
・家賃が割り増し
・入居時にペット料金を支払う(敷金の上乗せ)
・退去時に別途クリーニング費用が発生する
物件数
ネット検索すると一般物件のおよそ1/10程度に減ります。
なぜ大家さんはペットを敬遠するのでしょうか?
主な理由は以下の通りです。
・ペットを飼うと部屋が傷みやすく汚れる
・そもそも不衛生だ
・鳴き声や臭いが原因で他の入居者とトラブルになる場合がある
次の入居者のことを考えれば、大家さんの意向はすごく理解できますよね。
本当はペット不可にしたいけど、老朽化や供給過多が原因で、仕方なく途中変更する大家さんもいるようです。
また、エリアによるバラツキもみられますので(理由は入居率)、この点も考慮して探してみてもいいでしょう。
その他の注意点
厳密には「可」ではなく「相談可」
単にペット可といっても細かい条件は物件によって異なります。
例えば、
・犬はOKだけど猫はNG
・小型犬はいいけど中型犬以上はダメ
・一匹はいいけど多頭飼いはダメ
など。
周辺環境
欲を言えば、散歩ができる公園や動物病院が近くにあったら安心ですよね。

ひとこと言わせてもらえれば
どこにでも無神経な人たちはいるもので、正直な話、よその部屋がうるさいと感じることがあります。
ペットと遊んでいるのか、ペットがひとりでじゃれているのか。
はたまたペットじゃなくて子供が騒いでいるのか。
もしかして夫婦喧嘩でもおっ始まったのか。
時間帯やその長さによってはイライラすることもありますし、定期的にある場合は(ペットだろうと子供だろうと)ちゃんとしつけてほしいなと思います。
こんなときはお互い様と割り切って、自分への戒めにすることにしています。
ペット可以外の物件でもよくあることですし、どうしても我慢できないなら自分たちが引っ越すしかありませんものね。
理不尽ですが。
おわりに
大手不動産屋さんのホームページでペット可にチェックを入れていざ検索。
そのヒット数に満足しましたか?
それともため息が出ましたか?
以前に比べると、最近はペット可(応相談)の物件が増えました。
ペットと快適に暮らすことを目的に作られた物件(ペット共生型物件)もあります。
ペット専用の足洗い場やトイレが設けてあったり、滑りにくい床材の使用や脱臭設備が完備してあったり。
なんかすごいですよね。
とはいえ、ペットを飼ってない入居者もいるので、エレベーターや廊下などの共用部分では、定められたルールに従って生活する必要があります。
いずれにしても、契約時の重要事項説明書はしっかりチェックしておくべきでしょう。
ペット不可なのに内緒で飼ったりすると、きっとあとで痛い目に遭いますよ。