上野の西郷隆盛像は本物と違う?犬も違う?

西郷像 歴史な犬たち




上野公園には西郷隆盛の銅像があります。
浴衣姿で犬と散歩中(?)の西郷さん。

しかしこの像、顔も体型も身なりも本物と違うらしい。
妻の糸子さんが違うと言ってるのだからやっぱり違うのでしょう。

おまけに、西郷さんが連れている犬は愛犬の薩摩犬「ツン」じゃないとか。
ツンはメスだけど銅像の犬はオスなんだって。
(ちなみに薩摩犬はもう絶滅しています。)

なぜこんなことが起こったのか?

西郷さんは明治維新の功労者で超有名人のくせに写真が一枚も見つかってないから。
そんなことあります? あの時代に。
理由は、西郷さんが極端な写真嫌いだったとか、顔バレによる暗殺をおそれたとか言われています。

そのため銅像制作には、身内の顔や近しい知人から聴取したいわゆるモンタージュが使用されました。
教科書に載ってて私たちが西郷さんと思っている写真は、実は絵画だったのです。

西郷隆盛

いやいや本物(に近い)だよとの意見ももちろんあります。
糸子さんの「うちの旦那さんはこんなお人じゃない」発言は、顔じゃなくて「礼儀をわきまえる人だったので人前に出るときは浴衣姿でなくきちんと正装していました」という意味だったとの見方です。

さて、結局のところ上野の西郷像は本物と違うのかどうなのか?
現代ならば免許証やパスポートに顔写真を貼り付けますが、当時はそんな義務はなかったのかな。

なんにせよ、本物と信じて仰ぎ見ている像が本物と違ってたとしたら、どこか虚しく思えてしまいますね。